アメリカではHabitat for Humanityが有名。困っている人のために家を建てるNPO。ボランティアが建築を手伝うため安く建てることが出来る。アメリカで参加したことないが、「誰でもボランティア出来る、家を建てるNPO」という印象を持っている。
ということで、Habitat for Humanity Japanが存在することに気付いたら、しかも、宮城県でボランティアを受付していると知ったら,家を建てる仕事ではないか? 岩手県にも来てくれないか? とわくわくして,参加することにした。
Habitat for Humanity JapanのHPを見ると海外建築ボランティアは簡単に見つけるがなかなか国内のボランティア募集は見当たらなかった。やっと、活動紹介ー>国内ー>ページの下にあった記事のリストに募集報告を見つけた。今は3月の受付が終了になったためリンクがもうなくなったみたい。4月の始まりにまた現れるかもしれない。
ボランティアが参加出来る復興支援活動は、家の解体、泥だし、そしてコミュニティーセンターの建築も書いてあった気がする。リーダのはなさんに聞くと、70%が解体だが今のところ何パーセントで何をやっているかは難しい質問。大工のJoeさんによると、宮城県のボランティア派遣は先月に始まったばかりで、プログラムが始まる時にいつも出る問題はどう解決するか、これから何をするかはまだ検討中らしい。例えば、今のところSamaritan's PurseというNPOと組んで活動しているが、私の参加した日が日曜日だったため皆協会に行ったらしい。プログラムが成長するにつれてHabitatの活動がSamaritan's Purseから独立していくかもしれない。
申し込みはちょっと厄介だった。申込書を記入してメールで送ってから同意書を印刷してサインして、身分証明書のコーピと共にHabitat for Humanity Japan HQ (東京)に郵送する。また参加する時同じ手続きをしないとだめか分からない。
ボランティアは多賀城のボランティアベースに宿泊出来る。1日の参加費は1000円で、宿泊、1日に3食(!!)も提供してくれる。朝ご飯は台所でトースト、シリアル、などなどが揃えて、ランチはコンビニによって好きな弁当がリーダに買ってもらう。晩ご飯は夜皆で作る。
3食まではちょっとビックリでした。そんなにお金があったら岩手県にも来て下さい、大工さんに少し給料をあげて下さい、みたいなww
大工さんというと、もちろん日本人のおじさんに決まっていると思ったが、「大工のJoeさん」が話に出たら何とアメリカ人だと分かった。しかも現場のリーダだった。初めての外国人リーダ! 日本人のリーダがどうやって説明を英語でしたらいいじゃなくて、今回はアメリカ人のリーダが日本人のボランティアにどうやって説明すればいいかと逆の問題になっていた!
Joeさんはアメリカ人の大工さんでHabitat for Humanityのベテラン指導員。なんだか自分のおじさんみたいない人だなと会った時に思った。おじさんの雰囲気?オーラが強すぎて、実家から10分のMount Angelが出身ではないか?と本気で思ったほど私が育ってきた環境に近い人だった。実はIowa州からだが、親戚が昔オレゴン州に住んでいたみたい。
Joeさんが宮城県で指導する緊急募集メールを見たら、資格と経験の条件はぴったりと自分のに合ってて、奥さんに「行ってきます」と言って,日本に出発。
日本は初めてかどうか聞いていないが、Joeさんは日本語があまり喋れない。英語が分からないボランティアにやってほしい作業をジェスチャーで見せるか、英語がぺらぺらなリーダのはなさんに通訳してもらう。
合計5ヶ月ぐらい宮城県にいる。その後、プログラムが続くかどうかは、また指導できる大工さんが参加するかの問題です。指導員は完全なボランティア給料が出ないため難しいかもしれないとJoeが言った。
作業は女川というところだった。多賀城から1時間半ぐらいだったので、北上から派遣する時とちょうど同じ長さ。が、いつもと違って、その1時間半見ている景色が今の石巻の様子。そして、
松島!! 松島がめっちゃ奇麗!! そこに泊まりたい! 絶対に戻る!
松島は有名でも先週末まで聞いたことなかった。ぼーっと外を見ていたら松が一杯の小さい島が広ーい湖の上に浮いてるのを見て「!! 何この景色? どこ?」ととてもビックリ。
女川に着いたら、リーダのJoeとはなさん、インターンの一人、ボランティア6人と作業を始めた。壁、天井、床はがし、泥だし。その日はプラスタボードの壁と天井を落として、壁のネギを全部とって、床はがしをし始めるところだった。
最初は喜んで、壁を壊してたが、Joeさんがやってきて、バールを私に渡して、使い方を少し教えてくれた後、初めて床をはがした。やっと少しバールの使い方分かっていることにあまりにも盛り上がって、今これを書いていると水曜日か木曜日まで筋肉痛だと思う。
今までボランティアでは「男性がああします、女性がこうします」という時があって、同意しなくても日本の文化でしょうがないと思った。でも好きでもない習慣の一つです。普段ボランティアしていると初心者の日本人男性ボランティアに自分がスコープの使い方が分かるとか疑われたりするけど、Joeさんが初めて会った女性の私にやってきてバールを渡してくれた。「君もバールだぜ」みたいに。正直とても嬉しかった。私と一緒だった大学生のエビちゃん(女性、実名不明)も機会と指導を与えられたからすっかりと床はがしのやりかたを覚えた。
いつものように依頼されたご家族がお茶をお菓子を下さって,よく聞く話だが解体している家が結局使えない可能性もあると言っていた。政府がまだ出していない町の企画次第。
女川の仮設ビルに「まげねえ鵜住居」みたいに「まげねど、女川」が塗ってあった。
Habitat for Humanity Japanは大船渡で修繕活動を行ってるみたいけど、はなさんによってボランティアの受付をしていないと言う。
http://www.habitatjp.org/jpblog/2012/02/ofunato-1.html
でも、どうかな。家を直す。家を建てる。そういう仕事があったら、手伝っていたいね。
これから,岩手にでも、宮城にでも何の活動をするかを楽しみにしている。
Thank Joe for the pictures.
ReplyDelete